一般的な建物の構造は、地震時の揺れに耐える(耐震)構造です。
大地震の際、地盤と共に建物も震動し、その地震エネルギーを建物躯体で吸収します。建物自体が激しく揺れるため、家具の転倒や照明器具の落下、設備配管の破損、サッシの脱落、建物躯体の亀裂などが生じることもあり、修復(損傷が大きい場合は建て直し)を必要とする可能性が高くなります。
それに対して免震構造は、地盤と建物が切り離された構造で、大地震の地盤の激しい揺れを免震装置が吸収・軽減します。建物全体はゆっくりとした揺れとなり、建物躯体はもちろん、内装、家具、設備機器などを大地震から守る構造といえます。免震構造は人命を守ることに加え、大切な財産をも守ることができるのです。
構造面からだけでなく、品質管理体制の側面からも安心な住まいづくりを目指し、ナイス株式会社では国の建築基準法などに定められている以上に厳しい独自の品質管理システム「プリズム」を確立しました。設計審査から構造審査、基礎検査、設備中間検査、上棟検査、竣工検査、「チームなでしこ」検査と、7つの段階での厳しい審査、検査を実施し、安心の住まいを実現します。
被災したときでも温かな食事が摂れるように、ガーデンロータリー前には腰掛板を外すことで炊き出し用の「かまど」になる特殊なベンチを設置。火は薪を使用するので、ガスや電気が停まっても利用できます。
避難生活ではトイレの確保も重要な問題です。
ここでは組み立て式の「マンホール対応型トイレ」をご用意。マンホールの蓋を外して設置することで、簡易トイレとして使えます。
敷地内に防災倉庫を設置しました。倉庫内にはロープ・担架といった救助・救護用具等を常時保管。いざというときに役立ちます。
自家発電や停電時にも使える非常用エレベーター、非常用の飲料水が確保できる受水槽など、東日本大震災で実際に発生した不具合を考慮し、多彩な防災設備を採用。いざというときに備えます。